当院で2回目の振り返りカンファレンスを行いました。今回は、前回よりも参加者が多く、やや診療所が手狭に感じました。当院は宗像市と古賀市の間、福津市にあります。宗像市、古賀市、福津市それぞれの地域に拠点を置く訪問看護ステーションの方に出席してもらいました。同業者同士ですが活動地域が違うと案外接点が少なく、よい交流の機会になったのではないかと思っています。今後は訪問看護以外の職種の方にも来てもらい、患者さんを振り返ると共に多職種間の交流の場になればいいなと考えています。
今回のカンファレンスでは、未成年の子供を持つ方が癌になった時、どのような苦しみがあるのか、私たちはどのような関りが出来るのかを話し合いました。また、患者さんのご家族も苦しみを抱えています。それらをどのように拾い上げ、どのような対応ができるか、考えさせられます。患者さんの痛みを緩和する方法として、鎮静剤の内服や持続皮下注射などがありますが、神経ブロックという方法もあります。どのタイミングでどのように専門医につないでいくかという課題を感じました。みんな同じような経験があり、悩みながら対応しているのだなと感じた勉強会でした。