在宅で看取った方に関して、在宅でかかわった医師、看護師、ケアマネージャーなどが集まって振り返り、問題点・改善点などがなかったか話し合いをしました。また、今回の事例に関わっていない医師や看護師も数名参加して頂き、違う視点がないかアドバイスをしてもらいました。定期的に行うことで、自分たちの診療やケアが偏ったものにならないように注意していきたいと思います。
今回は、2人の方について話し合いました。疾患の治療に固執しすぎると、患者さんやご家族の希望と違うことが起こりえます。病院でがんや重篤な疾患に対する治療の時によく問題になりますが、在宅でも床ずれの治療をどうするか、栄養・水分などをどうするかといった違う形で問題になります。全くの正解はないのですが、患者さんやご家族との関わりの中で、どのような過程が必要なのか考えさせられます。