医師紹介Doctor
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院長紹介Message
医師を志した原点
私が高校3年のとき、ある医師の講演を聞いて医師の道を志すことにしました。その医師は、海外でNGOとして医療活動をおこなっている方で、医療体制が充分ではない地域へ赴いては、現地の人々のために尽力されていました。「自分も限られた資源の中でも幅広く対応できる医師になりたい」この学生時代に抱いた想いが、今の私が医師を続けている原点です。
救急医療で学んだ訪問診療に欠かせないスキルと考え方
救急医療の世界では、突然の事故や病気から患者さんを救命し、日常生活へ戻すために尽力します。この分野は気力・体力ともにハードな世界でしたが、その経験を通じて訪問診療において欠かせないスキルを身につけることができたように思います。
重症度と緊急度を見極める判断力、外科的・内科的視点での適切な処置、各職種との連携、全体を診ることなどです。また、病気だけでなく社会的背景を知ることの重要性など、多くをそこで学ばせていただきました。
病院勤務時代では、患者さんやご家族から退院時に感謝の言葉とともに、多くの不安の言葉もいただきました。
「これから病院を退院・転院することになるが、今後、自分は
どうなるのだろう?」
「退院して戻ったあと、安心して過ごしていけるだろうか?
やっぱり不安…。」
病院では病気やけがを治療し、自宅に帰すことが大きな役割であり、退院後の生活は患者さんやご家族に判断を委ねることになります。退院後のサポートにおいて、病院でできることの限界を感じていたときに、先輩が訪問診療のクリニックで活躍していることを知り、私は訪問診療の世界を知ることになります。
訪問診療のやりがいと
私たちが目指す先
訪問診療の世界に入ってみて、急変時にかけつけ適切な医療を提供することは、救急医と似ている点があると感じました。でも、大きく異なったことは、訪問診療は、患者さんの生き方・価値観をよく知る時間があることです。
医師は医療を提供することだけではなく、多職種と協力して、患者さんの希望を叶えるための手助けもできると感じています。
病気のことだけでなく、生き方やこれまでのバックグラウンド、関わっている人、好きなこと・嫌いなこと、やりたいこと、たくさんのことを、教えていただければと思います。その上で、なるべく希望を叶えられるようにサポートいたします。
訪問診療では、患者さんの数だけ選択肢があります。
自分がもしも病気になって、訪問診療を受けたいと思った時、「この人なら最期まで任せられる」と思っていただけるような訪問診療をこれからも目指しスタッフとともに日々精進してまいります。
経歴
- 1997年
宮崎医科大学卒業
- 1997年
宮崎医科大学附属病院第2外科
数か所の総合病院、救急総合診療科などで研鑽
- 2014年
コールメディカルクリニック福岡にて勤務
- 2018年
菜の花診療所 開業
資格
-
総合内科専門医
-
認定内科医
診療理念Philosophy
自分たちがいる場所で役目を精一杯果たし、周囲を少しでも明るくできる存在を目指します。
行動方針Policy
- ⚫︎患者様・ご家族のお困りごとを自分ごととして捉え、共に解決に取り組む。
- ⚫︎自律的に考え、主体的に行動する。
- ⚫︎必要な知識や技術の習得に対して、常に向上心を持ち、貪欲に学び続ける。
- ⚫︎患者さん、ご家族、他事業所の方々と対等な立場で協力し、信頼関係を築く。